このベスパ100、入手した時は全身缶スプレーで塗られていました。
上塗りされた塗装をシンナーで拭いてみたら、良い感じにやれたオリジナルペイントが顔を出す。
これは良いんじゃない?
丁度、スモールボディーを使いたいと思っていたので早速とシンナーで全身クリーニング。
すると、最後に残ったフロントフェンダーに取り掛かったところ・・・
マジか・・・
写真に写っていない所にはタミヤのパテ的な補修も。
前オーナーおじいちゃん、フェンダーだは手直ししたのね。
これにより、オリジナルペイントで味のあるノーマル車両計画は頓挫。
残念でならない。
どうするか悩む。
どうしてやろうか。
出した結論は、フロントフェンダーをマッドブラックでペイント。
フロント廻り全バラしてブラックアウト。
良い感じ。
にはなりませんでした。
どうしたものか。
どうしてやろうか。
足廻りだけ借りてきたかのようなこの違和感。
これじゃだめだ。
ちなみに、塗装は缶スプレー。
板金屋さんへ塗装出そうと思ったんだど、キチンと塗ると劣化が遅い。
時間が経ったときに塗った所がやれてオリジナルペイントに近づいてもらおうという目論見。
といっても下地などはちゃんとやってます。
悩んだ挙句、黒増やして2トーンにしちゃえばいいんじゃねぇ?とノリで塗装。
結果としては、悪くない。
方向はこれで良かったとは思うけど、パンチがない。
ダサい。
っが、ここで手詰まり。
というか、アイディアが湧かないのでしばし、このまま乗ることに。
ある日、柏のハンバーガ屋さんTHE BIG WINNERさんでKEN THE FLATTOPさんが来店してピンスト描くイベントのフライヤーを見て、寂しさ消すのはこれじゃない?
っで、どうするか。
ピンストは自分的なカラーじゃない。
ここら辺に来て、やっとこのベスパ100のカスタムの方向が見えてきた。
という事で
青い春な雰囲気漂う文字を入れてもらう。
フロントも寂しいのでこれまた青い春漂うの描いてもらいました。
ここまでくれば、形は見えてく。
やる事はそれを1個1個詰めていくだけ。
完成形は頭に浮かんじゃいないけど、手付かずのところをやっていけば完成形は見えてくるでしょ。
ということで細かい作業。
スイッチカバー、レバー、ブレーキペダル等黒く塗りつぶせ
メーターもブラックフェイスのメーターにチェンジ。
リアの足廻りもノーマルからブラックアウトしたET3にチェンジ。
つうか、こんなとこはフロントET3にした時に一緒にやっておきなさいって感じですがw
ここまで来たらパンチ効いたテールにしたいと思い、ハーレー等のカスタム用パーツを取り付ける。
取り付け位置はさんざん悩んで決めたけど、取付角度に関しては理想の角度にすると色々とダサい事になる。
角度を取るか、スッキリした取る付けを取るか、悩んだ結果、角度は妥協。
テールの中身は元のソケットを取っ払い、見えないところなんだけどベスパのノーマルテールのソケットをバラして流用。
理由?
見えないところでノーマルパーツ使うってなんかいいじゃん。
と思っていたけど、今となると別に元のソケットで良かったんじゃないの?
そんな感じ。
ナンバーブラケットをテールの位置に合わせて変更。
本来なら、ここまでくるとナンバーブラケットは取っ払うのが正解なんだけど、この100のテーマはベスパのノーマルのシルエットをいじらずにイカレポンチ感をいかに出せるか。
そこはこだわり。
ベスパのシルエットを大切にしながら、全体の雰囲気を壊すこの矛盾。
その戦い。
ナンバーブラケットはその証。
数ミリ単位で上げ下げしてかなり悩んで今の位置に。